WORK
Dynamoを使用して構造鉄筋の配筋プログラムを作成しました。 配筋アルゴリズムを2種類用意しました。 1.各梁で求まる設計かぶり厚さを基準に端鉄筋を配筋し残りの鉄筋を均等配筋 2.アンカーボルト座標に干渉しないよう端鉄筋を配筋し残りを均等配筋 またアンカーボルトと干渉した鉄筋には干渉マークを表示しました。 隣あう鉄筋が同じ径を持ち、通しになっている場合、通し鉄筋にしています。 また、梁・アンカーボルトの組み合わせをリスト化し同条件マークを配置しています。
Revitを使用して東京大学工学部1号館15号講義室の意匠・構造・設備のモデリングを行いました。講義室内の椅子はパラメトリックに作成しています。
日本絵画の赤富士を3dsmaxを利用しモデリングを行いました。 3Dプリンターで書き出すためのモデルづくりは考慮すべきことが多く 複数モデルを組み合わせ書き出し可能モデルを作成しました。 実寸法:800×534×300mm
長野県にある住宅の新築工事。 3つのボリュームを中庭を囲むように配置し、柱は本棚の立板のように、梁は垂木のように計画することで、住まい手に寄り添う建築物を目指しました。従来の4寸や3寸5分といった木造住宅の構造の部材寸法ではない寸法で、耐震要素も含めて生活に溶け込むように、専用の設計ツールを作成することで、見え方や構造性能等を同時に検証し、最適解を求めました。古民家に見られる大黒柱といった建物を支える力強さではなく、家具や二次部材に構造材を近づけることで柔らかく親近感のある場所を実現しました。
東京都品川区にある本照寺庫裏の改修工事。 住職の住居兼事務所であった場所を、地域に開かれたコミュニティスペースへと改修しました。地域に開かれた場であること、既存の仕上や建具を残し歴史を伝えることをふまえ、開口部に耐震要素となる鉄骨のフレームを挿入しました。既存の耐震要素を整理し、それらに馴染むように鉄骨フレームのパラメータを調整し、最適な配置や形状を決定しました。従来の筋交や鋼製ブレースではなく、窓であり耐震要素である鉄骨フレームは人の生活、既存建物の歴史に寄り添う新たな建築の要素となっています。
長野市の中心市街地に位置する、大正時代から増改築を繰り返し受け継がれてきた意匠設計者の自邸の改修です。 場当たり的な増改築により、空間、構造、環境が分断された建物を、貫を用いることで、ひとつに「縫合」することを目指しました。構造的には、これまでバランスが悪かった耐力壁の配置を整え、貫を制振要素として挿入することで、建物に新たに地震力を吸収する機能を付加しました。検討にはRhinocerosやGrasshopper、OpenSees等を用い、多くの調整が必要となる貫の設置について、パラメトリックスタディを高速に行える仕組みを作成することで、諸条件を満たす貫を用いた柔らかい構造を実現しました。